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2016年4月

家にいられない病

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武藤奈緒美さん「噺をせんとや生まれけむ」写真展より

 休日の時は困る。家にいられないのだ。寝るのは、午前2時半。起きるのは、午前11時半。二、三十代の二ツ目の時と同じである。

起きて朝食後、すぐに地元十条の喫茶店へ行く。帰って少しケイコして、又寝る。5時に起きて、又赤羽か、十条の喫茶店だ。

新聞見たり、週刊誌読んだり、何か考えたりして、時間をつぶす。一人でも平気だ。たまに喫茶店で、地元にいる落語協会の古今亭志ん陽君と、バッタリ会って、20分ばかりしゃべるが、これもまた楽しい。一人でも、他人と居ても楽しい。

あと地元に、鯉八とべん橋がいるが、呼び出してまで話をしようと思わないから、呼び出さない。

 とにかく家にいられないから、銀座へ行ったり、渋谷へ行ったり、マンガ喫茶へ行ったりと、引きこもりの反対である。

 A太郎、新弟子の全太郎と

1459509889800_3  十九才の時、落語家になろうかどうか迷って、長野の田舎で、1年間引きこもった事がある。あれは辛かった。

 楽輔君の所の前座の楽ちんは、慶応大学を出て商社に入って辞めて、八年間引きこもって、三十才で落語家になったという。これもすごい話である。

 小柳枝さんや歌春君や鯉昇は、一日中家にいても平気だという。鯉昇なんて、五日間家から一歩も出ないことがあるという。鯉昇はまだ若いが、六十五才を過ぎれば、まあこれがふつうなんだろうなあ。

 

  俺は、夜の十時頃、銀座、池袋、新宿などの繁華街を歩いたり、喫茶店やマンガ喫茶にいたりして、どこへ行っても、ここで俺は最年長なんだろうなとよく考えるようになった。

そんな時、東京にいて、しみじみ良かったと思う。又、ある程度丈夫な体に生んでくれた両親には、本当に感謝している。

 

  そして、落語家になって良かった。カタギにも、ヤクザにもなれない俺には、この商売がピッタンコだった。

ただ、有名な落語家になれなかったのは誤算だった。これも、俺の不徳の致す所である。

 これを妻と娘に話したら、妻が「パパはこれで良いのよ」という。

 「小遊三さんや昇太さんのように有名になると、仕事が忙しくて大変だから、パパの精神力と体力では、耐えられないと思うの。今ぐらいで、ちょうど良いのよ」だって。

すると、娘も「そう思う」という。

こんな理解のある妻と娘に恵まれて、甘えてしまう俺。

皆様、これで本当に良いのでしょうか。

  4月2日は、ラジオの公開録音でNHKへ行く。NHKは、いつも妻が付き人で行く。有名人がいるからである。

一度は、長澤まさみと小栗旬が隣の楽屋だった。去年はAKBがいた。今年は、誰がいるかな。

その後、NHKの食堂で、食事をするのが、桃太郎夫妻のNHKパターンである。

 

 あと、4月は1本、CSテレビで、落語の録画がある。妻の言う通り、「パパの落語家生活は、こんなもんよ」というのは、当たっているかもしれない。ありがたい、ありがたい。

 先代円楽師匠のマネージャーをやっていた、城野さんが六本木でカラオケをやっている。私と城野氏とは、四十五年の付き合いである。

二ヶ月に一度位、昔話をするのが、とても楽しい。落語会もやってくれていて、「小痴楽・A太郎二人会」を毎月やってもらっている。

城野氏は、六十五歳は過ぎたと思うが、まだハンサムで、色気がある。若い頃は、スチュワーデスと付き合っていた事もあるらしい。声も姿もいいので、この人が落語をやっていたら、どうだろうと考えることがある。

 

 芸協事務局に電話しても、武田さんが出てこないので、寂しい。武田さん、もっと出てください。

 同じく、事務局の片岡さん、腰の具合はいかがですか。太り過ぎはいけないという事なので、体重を減らしたらどうでしょうか。



末廣亭出番表の前で喜太郎(写真・林さん)
1459509899253_3  先日、蝠丸君が俺に、真面目な顔をして、「片岡さんは、日本でも有名なギタリストだったんですってね」と言うので、返事に困って、黙ってしまいました。

 

 ある前座が、「桂さんは、若い頃いい女だったんでしょうね」というから、「失礼な事、言っちゃいけないよ。つぶらな瞳で、今でも銀座で十分通用するよ」と言ってやりました。

 弟子の昔昔亭喜太郎が、二ツ目に昇進しました。皆様、ありがとうございました。

  新芸協落語家イケメンベストテン

① 昇 市

② 昇 々

③ 慎太郎

④ 可 龍

⑤ A太郎

⑥ 昇 太

⑦ 歌 春

⑧ 蝠 丸

⑨ 昇 羊

⑩ 遊 松

次点:鯉斗、夢丸、小痴楽

 少しは、様変わりしたかねー。

昇市が、突然出てきた。美男で、顔に誠実さがある。

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