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2013年5月

春風亭柳昇没十年

Photo_2 25日間休みなしで、大変だった。つかれが取れない。今日キューピーゴールドαを買って飲んで、少し楽になってきたので、赤羽の喫茶店「トゥモーロー」でこれを書いている。

 特に、5月上席の池袋の夜の十日間が大変だった。桂文治のトリで、出演者が桃太郎、蝠丸、笑遊、鯉昇、昇太、米福、そこに大阪から、学光、かい枝のゲストが加わり、楽屋でみんなでワイワイしゃべり放題!

毎日、二時間はしゃべった。蝠丸は喋り過ぎてダウンして、途中寄席を休んでしまった…俺も、もっと早く帰るべきだったと思う。

 文治には、気を遣わせ金を使わせて、すまないと思っている。大いに反省している桃太郎でした。

 その間に、色んな録画、録音の仕事があった。「BS笑点特大号」という番組で、落語一席。これは楽な仕事だったが、いつ放送だったかな。

 俺の楽屋に、小遊三さんと円楽さんがあいさつに来てくれる。いくら売れていても、先輩にはあいさつに来る。これが、落語の世界の良いところである。

 NHK「真打競演」で、高松へ行く。妻、付人で同行。六組の芸人が一緒だったが、俺が最古参で、打ち上げでは乾杯の音頭を取らされる。そんな立場になってしまったかと、複雑な気持ちになる。

この番組は、落語家は落語協会一人、芸協一人といつも決まっている。二年続けて、橘屋円太郎さんと一緒である。俺は円太郎さんが大好きなので、ラッキーだった。

又、NHKの千葉ディレクターがとても良い人なので、「真打競演」はいつも楽しい。

 朝起きて、ホテルの外を見ると、瀬戸内海がとてもきれいだった。讃岐うどんは二回食べる。

高松市の繁華街を歩くと、「皇帝」というとてもイカス喫茶店があった。妻も喜んで、又来たいという。

ベートーベンの写真を飾っている、昔ながらのクラシック喫茶。だが店の人が他にいるのに、三角巾をかぶって、白い上着に白い長靴をはいた、キッチンのお姉さんがコーヒーを運んで来たので、ちょっとビックリした。

昼時で忙しかったのかな。

 NHK東京落語会、権太楼、桃太郎、喜多八、米福等。この中で、権太楼、桃太郎だけが、テレビ録画する。これが「日本の話芸」である。

 権太楼さんが、とても元気になったのでホッとする。「日本の話芸」は、みんなウケないので、能、狂言の番組のように思われているらしいが、俺だけがいつもウケるので、不思議だと何人かの人にいわれる。

 高崎「葡萄屋落語会」、桃太郎、竜楽、うめ吉、喜太郎。レストラン「葡萄屋」オーナーが、企画する落語会である。

オーナーはユニークな人で、レストランで、ミッキー・カーチスとか柳沢真一などのショーもやる。又、オーナーの作る洋食が絶品で、ペペロンチーノとイカスミのパスタは格別である。

和食は佐賀市の「旅館あけぼの」、洋食は高崎の「葡萄屋」を推薦します。

 三遊亭竜楽さんは、中央大学法学部を出ているので、とても頭が良い。ちなみに、私の妻は中央大学仏文出身である。

竜楽君は、朝日新聞に落語の歴史を連載しているが、よくこんなに知っているなと、見る度に驚く。世の中には、頭の良い人がいるんだねえ。又、竜楽君は、嫁さんがとても美人である。うらやましいねえ。

 円楽党代表の三遊亭鳳楽さんは、俺より先輩なのに、俺の事を「兄さん、兄さん」と言うので困る。

それなら、俺も「兄さんなんて言わないでくださいよ」と言えばいいのだが、それも面倒なので、そのままにしている。

Photo_3 

 鳳楽さんと好楽さんは、若い頃から、リーダーシップというか、風格があった。落語協会に残っていれば、この二人は会長候補になっていた事は間違いない。

 さて、内幸町ホールの楽橋亭(らっきょうてい)であるが、寄席文字の橘屋右門さん瀧川鯉昇が、明治大学の同級生だということで、右門さんが立ち上げた瀧川鯉昇の会である。

ちょうど今回が10回目という事で、柳昇没後十年にひっかけて、「柳昇を偲ぶ会・桃太郎、鯉昇兄弟会」という事になった。

 落語二席ずつと柳昇を偲ぶ対談で、満員のお客さんで爆笑の連続だった。対談も15分のつもりが、あっという間に30分だったが、しゃべりたい事の10分の1もしゃべれなかった……。

 客席は満員、柳昇の地元からも15名来て頂いた。しかし鯉昇と一緒だと、何だか楽しいねえ…風貌やお客さんに好かれる事、マメな事といい、鯉昇が柳昇に一番似ていると思う。

 柳昇は、小遊三さんを一番信頼していたと前に書いたが、弟子では鯉昇が一番好きだったと思う。頭のハゲ具合もそっくりである。

 又、色々趣向を凝らして頂いた、プロデュースの橘右門さん、誠にありがとうございました。

 今度は、「先代文治、柳昇を追悼する会」を桃太郎、鯉昇、文治でやりたい。対談は1時間は欲しいなあ。

 2月の「桃太郎、裕次郎を唄う」好評につき、第二弾「桃太郎、青春歌謡を唄う」が、10月5日(土)夜、人形町社会教育会館に決定!主催・オフィスエムズ、司会・林田雄一。

今度は裕次郎は唄いません。どうぞよろしく。

Photo_5 福岡の自宅に寄席を持っている、西日本新聞社の宮原記者の息子さんが板橋に住んでいるというので、十条に招いて俺の家族と一緒に食事する。

とても感じの良い好青年である。話も面白い。24歳だが、もう婚約者がいるという。そして占いも勉強していて、プロではないが、プロ以上の実力を持っている。

お爺様がプロではないが、占いを長年なさっていて、福岡では大変な人である。名前と生年月日、生れた時間で当てる。俺が10歳で母を亡くしたのも、ピタリと当たっていた。

宮原さんも良いお子さんを持たれて、幸福である。

 高崎で、ある女性に「桃太郎さんのブログを見てますが、芸協事務局の片岡さんと桂さんて、どんな人ですか?」と聞かれた。

「片岡さんは若き日の明治天皇に似ていて、桂さんは赤ちゃんのような目をしている」と言ったら、不思議そうな顔をしていた。

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