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黄金週間終り、さあ「らくだ」か

003_2  ゴールデンウィークは池袋演芸場。トリが平治で、桃太郎、蝠丸、笑遊、遊雀、米福等、元気な所が揃った番組になっている。楽屋でワイワイガヤガヤしゃべり過ぎて、高座より疲れる。

 やはりお客さんは連日満員で、良い顔ぶれのせいか、堀井憲一郎氏やポニーキャニオンの瀧口夫妻も見える。俺は今、古典「桃太郎」をやっている。この落語は一番難しい落語と言われていて、歴代でも物にしていたのは先代痴楽師匠だけである。それでも、あの師匠にしてはあまりウケていなかった。

 俺は、前座の頃覚えて、真打になるまで何百回も挑戦して連戦連敗で、その位手強い落語なのである。桃太郎が「桃太郎」を出来ないのは、しゃくにさわると思い、27年ぶりに復活させた所、何とかなっているのである。ようやく五分に立ち向える感じである。身持ちの固い娘を何とか口説き落としたという所だろうか。

 娘と、妻も連日見にくる。家へ帰ってから、色々落語について注意をされる。まるで師匠である。芸については、家族には思った事を何でも言わせる。こっちが怒ると、黙って何も言わなくなってしまうので、俺は歯を食いしばって耐えるのだ。

 平治はこのゴールデンウィークのトリのために、22万円の着物を作ったという。やる事がスケールが大きいのだ。俺はアベコベに蝠丸から3万円位の白い帯をもらう。蝠丸君ありがとう。でも、俺の妻の体にはさわらないでね。

 今、池袋演芸場の上の喫茶店「カフェ・ド・パリ」でこれを書いている。この店は、生花が大きくてきれいなので、とても気に入っている。一人でいると気持ちが休まる。週刊誌に出ていたが、小朝さんも一人が好きだそうである。昇太もそうか。

 アベコベに、一人じゃ淋しくて絶対にダメという落語家もいるが、そういう人は若くして患う人が多い。落語家ではないが、裕次郎、赤塚不二夫が典型的な例である。

 という事は、俺は高倉健のタイプという事になるかな。

 今池袋から十条のサンマルクへ移って、この記事を書いている。

 Mさん、先日は「新潮45」ありがとう。カレンダーも重宝しています。

 渡辺淳一の「欲情の作法」を読む。いわゆるどうやって女の子をひっかけるかという本である。結論は気安く「こんにちは」でも「お早う」でも、声を掛けられないとダメという事だ。俺は、高校までははずかしくってダメだったが、落語家になって二十歳になってから平気になった。

007_6    東京にはいい女がいっぱいいるので、声を掛けなきゃ損だと思って、やたら声を掛けた時期がある。ほとんどダメだったが。今、鯉昇の弟子の鯉斗が渋谷でそれをやっているが、命中率7割だというからスゴイ。最も顔もイケメンではあるがね。

 BSで、橋幸夫が通販の番組に出ていておどろいた。橋は、俺の高校時代は日本一の人気歌手だった。歴史というのは、恐ろしいねえ。

 小沢昭一さんが、芸人になるなら、落語家が一番良い。理由は、年を取っても通じるから。その点、役者や歌手は、年を取ったら苦しいと何かの本に書いていたが。    女好きの蝠丸と困っているアップルちゃん

 自分が落語家になった幸せを感じなければいけないんだろうけど。

 でも、落語家も辛いねー

 あーあ、「らくだ」か…………

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桃太郎日記」カテゴリの記事

コメント

桃太郎師匠の桃太郎聞いてみたいです。 前座さんでは聞いた事がありますが…

確かに役者さんや歌手の方がレベルを下げずやって行くって大変ですよね~

でも落語家さんは違いますものね~!歳を重ねる毎に素敵になってる方が多い
桃太郎師匠もその1人(すみません若い頃は知りませんが…(笑))

でも師匠はいつも奥様を大切にしてて素敵です。

また見に行きます。

投稿: さや | 2009年5月 8日 (金) 01時40分

新しいCDのジャケット、かっこいいですね!
キュッキュキュー♪が、いつでも聴けるのが嬉しいです。
らくだも期待してます。来月の国立あたりでしょうか?

投稿: けんじ | 2009年5月 7日 (木) 22時44分

桃太郎さん、こんにちは。

最近の師匠はまるで玉手箱のように、何が出てくるか解らない楽しみがあるので、寄席でもホール落語でも頻繁に足を運ばないといけませんね。うかうかしてられないです!

「桃太郎(噺)」も「らくだ」も早く聴いてみたいです。(想像しただけで可笑しくなります)


投稿: ヘイロー | 2009年5月 7日 (木) 09時00分

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