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2009年5月

柳昇七回忌記念公演ありがとう

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 柳昇一門総出演の七回忌記念落語会は、大盛況で幕を閉じました。お越し頂いたお客様、関係者の皆様、誠にありがとうございました。オカミさんが大変喜んで頂いたのが、何よりでした。

 最後に一門が全員舞台に出て、オカミさんに花束をお渡ししたフィナーレが、見事な演出でした。

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 この落語会は、カントクが鯉昇と昇太、幹事が鯉朝と柳太郎でした。皆、よくやってくれました。俺からも感謝申し上げます。

 打ち上げは、ビヤホールで総勢45人、大賑わいの盛り上がりでした。

  オカミさんも喜んで、最後まで残って頂いて、三本締めをしてからオカミさんを囲んで、全員で記念写真を撮りました。みんな、オカミさんが大好きなのです。

 俺は涙が出そうになるのを必死でこらえました。この光景を、師匠はどんな思いで見ていられたのでしょうか。とても打ち上げが好きな師匠でしたから、この場に皆と一緒に参加したかったのではないでしょうか。

 とにもかくにも、オカミさんが大変喜んでくれたので、弟子一同で良い親孝行が出来たと思っております。

043 師匠が残念だったのは、落語芸術協会の会長になれなかったことでしょう。24年間も副会長をやってなぜなれなかったのでしょうか。今だったら簡単になれたのに、やはり運なのかネー。とにかく、師匠クラスの戦中派の師匠達は、会長になりたがる人が多かったと思います。アベコベに、今はなりたがらない人が多い。

 

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 国立演芸場でオフィスエムズ、加藤プロデュース「ワザオギ落語会」でDVDを撮る。

 今輔、喬太郎、市馬、鯉昇、桃太郎。メンバーが良いせいか、満員となる。俺の妻も見ていたが、「全部面白くて、このDVDを買った人はお得」といってましたが、さあ皆さんどうしますか。

 「そんな事、あんた方に言っても仕様がねえか」

 このフレーズが今ウケていて、高田センセーも、「桃ちゃん、これは売り物になるから続けなよ」といってくれました。師匠の「大きな事を言うようですが………」の様になるかな。

 

 打ち上げは鶴瓶ちゃんのよく行くという、中国人経営の四川料理。ピリッと辛くてうまかった。鶴瓶ちゃんの色紙が飾ってある。俺達も頼まれてサインしてきた。

 疲れてくると、三橋美智也の歌が聴きたくなる。やはり三橋好きの市馬君と意気投合する。ヒットしなかったB面の曲が良いのだ。俺が題名をいうと、市馬君が皆歌ってくれるのだ。嬉しいねー。

 この人は将来の落語協会の会長とウワサされているが、辞退しないでね。

 行田の小山さん、いつも送って頂き、感謝申し上げます。

011  今、池袋のゴールデンウィークから浅草へと寄席が続いているが、ネタは古典ばっかり。

 「春雨宿」「長短」「弥次郎」「唖の釣り」「桃太郎」、そして今度は「浮世床」をやっているが、とてもよくウケる。こんなにウケるのに、何故25年もやらなかったのか。後悔しても遅いか。

 鯉昇が酔った勢いで、「兄さん、円朝物に凝り過ぎて扇枝さんみたいにならないで下さいよ」と言う。「ウルセー」と言ってやった。

 でも、仲間で15年も前から古典を勧めてくれたのは、蝠丸と鯉昇だけだから、俺も強く反論できないがね。昇太もアドバイスしてくれるね。「我以外、皆師」ということだろうね。

 今、寄席が終わると、十条の一つ先の赤羽に出る。ちょっとした都市なので、喫茶店も多い。そこでタバコを吸いながら、紅茶を飲んでボンヤリと外を眺めている。こんな時、東京に出て来て、本当に良かったと思う。

 皆さんにお願いがあります。俺の上まぶたが一寸下がってきたので、プチ整形したいんだけど、どこか良い医者を紹介してくれませんか。

 桃ちゃん、目パチッ!てか。

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黄金週間終り、さあ「らくだ」か

003_2  ゴールデンウィークは池袋演芸場。トリが平治で、桃太郎、蝠丸、笑遊、遊雀、米福等、元気な所が揃った番組になっている。楽屋でワイワイガヤガヤしゃべり過ぎて、高座より疲れる。

 やはりお客さんは連日満員で、良い顔ぶれのせいか、堀井憲一郎氏やポニーキャニオンの瀧口夫妻も見える。俺は今、古典「桃太郎」をやっている。この落語は一番難しい落語と言われていて、歴代でも物にしていたのは先代痴楽師匠だけである。それでも、あの師匠にしてはあまりウケていなかった。

 俺は、前座の頃覚えて、真打になるまで何百回も挑戦して連戦連敗で、その位手強い落語なのである。桃太郎が「桃太郎」を出来ないのは、しゃくにさわると思い、27年ぶりに復活させた所、何とかなっているのである。ようやく五分に立ち向える感じである。身持ちの固い娘を何とか口説き落としたという所だろうか。

 娘と、妻も連日見にくる。家へ帰ってから、色々落語について注意をされる。まるで師匠である。芸については、家族には思った事を何でも言わせる。こっちが怒ると、黙って何も言わなくなってしまうので、俺は歯を食いしばって耐えるのだ。

 平治はこのゴールデンウィークのトリのために、22万円の着物を作ったという。やる事がスケールが大きいのだ。俺はアベコベに蝠丸から3万円位の白い帯をもらう。蝠丸君ありがとう。でも、俺の妻の体にはさわらないでね。

 今、池袋演芸場の上の喫茶店「カフェ・ド・パリ」でこれを書いている。この店は、生花が大きくてきれいなので、とても気に入っている。一人でいると気持ちが休まる。週刊誌に出ていたが、小朝さんも一人が好きだそうである。昇太もそうか。

 アベコベに、一人じゃ淋しくて絶対にダメという落語家もいるが、そういう人は若くして患う人が多い。落語家ではないが、裕次郎、赤塚不二夫が典型的な例である。

 という事は、俺は高倉健のタイプという事になるかな。

 今池袋から十条のサンマルクへ移って、この記事を書いている。

 Mさん、先日は「新潮45」ありがとう。カレンダーも重宝しています。

 渡辺淳一の「欲情の作法」を読む。いわゆるどうやって女の子をひっかけるかという本である。結論は気安く「こんにちは」でも「お早う」でも、声を掛けられないとダメという事だ。俺は、高校までははずかしくってダメだったが、落語家になって二十歳になってから平気になった。

007_6    東京にはいい女がいっぱいいるので、声を掛けなきゃ損だと思って、やたら声を掛けた時期がある。ほとんどダメだったが。今、鯉昇の弟子の鯉斗が渋谷でそれをやっているが、命中率7割だというからスゴイ。最も顔もイケメンではあるがね。

 BSで、橋幸夫が通販の番組に出ていておどろいた。橋は、俺の高校時代は日本一の人気歌手だった。歴史というのは、恐ろしいねえ。

 小沢昭一さんが、芸人になるなら、落語家が一番良い。理由は、年を取っても通じるから。その点、役者や歌手は、年を取ったら苦しいと何かの本に書いていたが。    女好きの蝠丸と困っているアップルちゃん

 自分が落語家になった幸せを感じなければいけないんだろうけど。

 でも、落語家も辛いねー

 あーあ、「らくだ」か…………

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