« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »

2009年3月

桑原さん、森さん淋しいヨー

008_2

 町田で桃太郎、鯉昇、柳好三人会。町田はきれいな街になっていて驚く。100人位のお客さんの前で「長短」をやる。とてもやりやすし。打ち上げの写真です。

 夢幻焼と美味しいパンありがとうございました。

011_2

 国立演芸場二夜独演会。ゲストは白鳥と三三。二人とも、これぞプロという芸を見せてくれる。芸術協会の若手をゲストに使いたいが、主催者の方が指定してくるので仕方ない。自分の無力さをしみじみと感じる。三三君は、前座二人と下座さんに祝儀を渡していく。心遣いがすごいねぇ。

Photo 3_005

 

 夕刊フジ落語会「談春、喬太郎、桃太郎三人会」は即完売。夕刊フジも凄いプロデュースをすると評判になっている。高座が終わってから客席へまわって二人の落語を聞く。結局、落語は音楽なんだね。口調と声がとてもリズミカルである。円歌、志ん朝師も落語が音楽になっているからウケるのである。落語の上手い人は歌も上手い。市馬君が典型的な例である。落語協会は市馬を六代目小さんにするべきだったと俺は思う。

3_009 3_013

 談志師匠のマネをしている桃太郎を無視する二人

 

 今、芸術協会では、鯉昇がすごい。あの軽い口調を若手は見習うべきである。らくごかはどなっちゃいけない。語るのだ。鯉昇の所へ稽古に行け、それでダメならそれまでだ。

 尚、この三人会は夕刊フジから来年もやりたいと、要望がありました。打ち上げも楽しかった。その写真をご覧ください。

3_021

 落語家は同じ協会の人ばかりでつるんでいては駄目である。俺はどこの協会にも、親しい落語家がたくさんいる。だからいろんな会が出来るのだ。

 末広亭に代演に行く。久々に米丸師匠にお会いする。現在84歳。「桃太郎さん」と言ってニコニコと声をかけてくる。君は色んな会をやっているねと言う。現状を把握しているのである。俺はこの歳になったときこんなに元気でいられるだろうかとつくづく考える。落語も若いころと変わらずウケている。強運な落語家である。俺が今、正座してあいさつする落語家は米丸師匠と歌丸師匠だけである。こういう人はいつまでも生き続けてほしいと思う。

 連日で「ハンニバル」のビデオを借りてきて深夜見ている。怖くて怖くて妻に抱きつく。

 故・桑原洋之助氏の会葬御礼の品が届く。桑原さんは、方々の落語会に顔を出して頂いた。もう会えないとなると淋しい。地下鉄でバッタリお会いして、色んなアドバイスをしてくれた。

「寄席に出ることも必要だが、寄席から飛び立たなくてはいけない。そして、時々寄席に戻ってくるのだ。」

「同業者に焼きもちを焼かれるような芸人にならなければならない。」

 あと、末広亭のお茶子さんの森さんという女性が結婚で辞めてしまった。この人は世界一落語を聴いていた人で、よくアドバイスしてもらった。厳しい意見を言う人だったので、ネタおろしの時など聞いてくれたらなぁと思う。「芸協で褒められたからといってその気になってはいけない。落語家全体で自分はどの程度か考えるべきだ」とも言われた。このお二人がいなくなって俺は実に淋しいのだ。今までの御厚意に、心から御礼申し上げます。

 

 最後になって申し訳ありませんが、独演会と3人会にお越しいただいたお客様誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。

| | コメント (11)

長短は楽しい♪

  tulip御徒町で出会った赤ちゃん

Photo_10  落語「長短」を覚えて5回やったが、演じていて実に楽しい落語だ。30年くらい前に志ん五さんに教わったが、気の長いほうがどうしても出来なかった。年を取って、改めて平治に教わり自分なりに工夫を加えてやっている。そんなにウケる話ではないが、実に気持ちがいいのだ。落語家生活40年で、初めて俺は落語家なのだという実感を持った。

 生前、文治師匠は「長短」と「親子酒」をこなせたら落語家として本物だと言ったという。その位難しい噺らしい。 新作をやっていた俺が、現在「春雨宿」や、「長短」をやっている現実が我ながら信じられないのだ。

 思えば、20年くらい前師匠柳昇が、桃太郎と昇太は古典をやれとよく言っていた。あの時は、二人があまりに新作でウケすぎるので、焼きもちを焼いているのかと思っていたが、現実の俺と昇太を見ると師匠の慧眼は素晴らしく、つくづくありがたいと思う。気がつくのが遅かった俺がバカだったのだ。昇太はいつも気がつくのが早い。俺は気がつくまでにいつも10年かかるのだ。それが、俺と昇太のすべての差に出ているのだ。

 古典をやり始めたら、色んな人が協力してくれるようになった。オフィスMズの加藤プロデューサーからも、今日TELがあり俺の会を企画してくれると言う。ありがたいことである。

 落語に夢中になって女性に興味が無くなってきた。これは良いことなのか、いけないことなのか?それにしても師匠はすごかった。両方とも実に超マメであった。

 都民寄席で日野市民会館へ行く。無料のせいか、1200人のお客様で満員。夜は池袋演芸場で、25人のお客様でホッとする。

 中村橋の洋服屋に言って春のズボン2本仕立てる。隣に「焼き肉亭」という焼肉屋があり、あそこはうまいかと洋服屋に聞くとうまいと言うので、上カルビ2人前分食べる。5,055円なり。

 帰りに東長崎の床屋へ行き、喫茶店に寄り又ガーリックライスを食べてしまった。俺は食うことしか楽しみのない白豚である。そこで、この原稿を書いている。これを又妻が時間をかけて打ち込むのである。桃太郎夫妻、ご苦労様でーす。

 マスターが俺に気を使ってビートルズをかけてくれるが、前ほど感動はない。今一番楽しいのは、やはり落語をやっている時だろう。それも寄席で、80人位の客の前でまったりとやっている時だ。これは幸福なことであるとしみじみ思う。しかし、ここんとこ忙しくて寄席にも出られないが。

 スカイパーフェクトテレビから、20分落語をやって、その後女優が水着で大喜利をやるので、それに絡んでもらいたいとの依頼が来る。しかし、もうそんな歳でもないのでと丁寧にお断りする。水着の女優というので興味もわくが、そうもいくまい。

 十条に着き、又喫茶店に寄る。喫茶店代月に5万円なり、チーン。

| | コメント (6)

« 2009年2月 | トップページ | 2009年4月 »